エンジェルウィング(レースウィングの15) 第4戦


キャロットクラブ出資愛馬第32号は、なんだか走る匂いがプンプンして飛びついた馬。

父ヘニーヒューズは種付料300万円(25年度)と決して安価ではなく、元々2歳チャンピオンのアジアエクスプレスを輩出していたが、その後フェブラリーSを制するモーニンを輩出。仔出しはかなり良いと思われる。

母の高齢が気になるところだが、それ故に募集価格が1400万円と安価なのでここは納得。

馬体がやたらと良く見えるし、預託厩舎はグリューヴァインやレンベルガーでその使い方や騎手選択など大満足の私のイチオシ牧田和弥厩舎ということで二次募集初日に購入。その後なかなか満口にならなかったが、素晴らしい成長力を見てこれはかなり期待している。


繋ぎから芝も走りそうだが、ダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。案外それ以上かもなどと少し大きな期待もある。

デビュー戦は16頭とフルゲートも4番人気に支持される。しかし、事前の追い切りは水準以下の動きで半信半疑。レースもずっと促しっぱなしで早々に垂れての大敗を覚悟したが6着と案外上位。福永祐一騎手曰く馬格に見合うだけの中身が伴っていない感じで、走り方も分かっていないような印象。全体的に関節の緩さもあるという見立てで、それでこのくらい走れるのなら少なくとも未勝利戦くらいは脱出してくれるだろうと思えた。

2戦目は追い切りの動きが良くなり初戦以上を期待するが、やはり道中は促しっぱなしの5着。相変わらずの競馬下手。

なかなか変わらないのかと心配もしたが、川田将雅騎手が連続で乗ってくれた前走は相手関係も前走2着馬が4頭とこれまで以上に厳しくなり大敗も懸念されたが、さすが超一流の川田将雅騎手、好スタートからハナを奪いきり、キックバックを防ぐ。そうすると馬は道中気分よく走れ追い通しではなくなった。

最後に外から脚を伸ばしてきた馬に交わされたが、すぐ後ろを着いてきた人気馬2頭には最後まで競り合い、抜群の勝負根性で最後差し返しての2着!!勝ち上がりは時間の問題に。

これでいて、まだ終始外に逃げるなどロスは大きく、これが解消されれば更に良い走りが出来るだろう。


前走後、特に目立った疲れもなく在厩で調整され、12月9日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1200m 牝馬限定と同日の 阪神2R 2歳未勝利 ダート1400mの両睨みで水曜日の想定段階では1Rの牝馬限定戦だったが、12月9日 阪神2R 2歳未勝利 ダート1400mに出走!!

出走数は13頭。牝馬限定の1400mがあれば最高だが番組的にないので、距離短縮の牝馬限定戦か得意距離の牡馬との一般戦か。

正直牡馬との一般戦は想定段階から前走2着の牡馬が2頭想定されており、他に2着馬が1頭も想定されていなかった限定戦と比べると相手は格段に強い。

鞍上はどちらのレースでも体を空けておいてくれた前走同様川田将雅騎手で期待は大きい。

1着/2番人気。

私としても3世代ぶりの勝ち上がり馬でとにかく嬉しい。

まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の初優勝おめでとうございます。

そして早速たくさんのお祝いコメントをいただきましてありがとうございます。


結局強いメンバーとやりあっての優勝!!非常に価値が高い。レース後川田将雅騎手から、500万と言わずもっと上を目指せる馬とのコメント。臨場していた永盛亜希子嬢曰く川田騎手は滅多にそんなことは言わないとのことで期待は高まる。

初戦に騎乗していただいた福永祐一騎手も「あの馬は今後走ってくる」と未だに気を掛けてくれていたそう。

今回は使い詰めで硬さが出始めていたと言うことで負けても放牧に出さなければならなかったくらいの状態。勝っての放牧は言うことない。


レース回顧と時計の分析、レース後の川田将雅騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

当日現地写真付観戦レポート。

(2017年12月11日完結)

2017年11月17日立ち上げ

●前走後、特に目立った疲れもなく在厩で調整され優先出走権を行使できる期間内で使っていく予定

 安価ながらも育成時の牧場でのコメントが良く、私の所持2歳馬3頭の中ではもっとも走りそうだった我らが愛馬エンジェルウィング。

 デビュー戦は16頭とフルゲートでしたが4番人気とかなり支持を受けます。しかし、事前の追い切りは水準以下の動きで私は半信半疑で7、8着を予想。レースもずっと促しっぱなしで早々に垂れての大敗を覚悟しましたが6着と案外上位に食い込みます。福永祐一騎手曰く「馬格に見合うだけの中身が伴っていない感じで、走り方も分かっていないような印象。また全体的に関節の緩さもある」という見立てで、それでこのくらい走れるのなら少なくとも未勝利戦くらいは脱出してくれるだろうと思えました。

 2戦目は追い切りの動きが良くなり初戦以上を期待しますが、やはり道中は促しっぱなしの5着。相変わらずの競馬下手です。

 なかなか変わらないのかと心配もしましたが、川田将雅騎手が連続で乗ってくれた前走は相手関係も前走2着馬が4頭とこれまで以上に厳しくなり大敗も懸念されましたが、さすが超一流の川田将雅騎手、好スタートからハナを奪いきり、キックバックを防いでくれます。そうすると馬は道中気分よく走れ追い通しではなくなりました。

 最後に外から脚を伸ばしてきた馬に交わされましたが、すぐ後ろを着いてきた人気馬2頭には最後まで競り合い、抜群の勝負根性で最後差し返しての2着!!勝ち上がりは時間の問題になり嬉しい限りです。

 これでいて、まだ終始外に逃げるなどロスは大きく、これが解消されれば更に良い走りが出来ると思います。


 前走後、特に目立った疲れもなく在厩で調整され優先出走権を行使できる期間内で使っていく予定ということです。


 次走はダート1400mというと毎週番組が組まれていますが、牝馬限定戦というのは見事に年内は1鞍もありません。次走は牡馬との一般戦ということになりますが、それでも勝ち負けしてくれると確信しています。

 私個人としては25日の京都1Rなら休日ですし応援に行くことが出来るので有り難いのですが(笑)。

これ以降は2017年11月29日に作成

●次走は12月9日 阪神1Rまたは同2Rを予定

 以下は11月23日に更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告です。

「この中間、乗り出してからも特に反動は見せておらず、昨日、今日と坂路で普通キャンターを軽く1本上がっています。調教師からは今のところ阪神2週目を目標にしていると聞いていますが、競馬に使ってきている馬なので週末から15−15を取り入れてペースを上げていけば十分でしょう。左に張るような癖がある馬ですが、これに関してはジョッキーの進言もあって今回リングハミに替えてハミ受けの改善を図っています。前走でも4着くらいかなと思っていたところで二枚腰を見せて2着に粘ったように、レースへ使うごとに着順と内容は良くなってきていますから、次こそはという気持ちです」(古閑助手)12月9日の阪神競馬(2歳未勝利・牝馬限定・ダ1200m)もしくは同日の阪神競馬(2歳未勝利・ダ1400m)を目標にしています。

 上記に書きましたように25日の京都1Rに出ないかと勝手に期待していましたが、22日の水曜日に追い切り時計が出なかった為に、その時点で25日の出走はないなとわかりました。結局想定表にも名前はなく23日木曜日に更新されたこの近況報告でエンジェルウィングの次走は12月9日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1200m 牝馬限定 或いは同日の2R 2歳未勝利 ダート1400mを目標ということがわかりました。

 本音は1400mですが牡馬との一般戦になりますし、牝馬限定なら少し忙しいと思える1200mしかありません。難しい選択ですが、相手関係や確保出来る騎手で変わってくるのでしょうね。どちらでも勝ち負け必至です。

これ以降は2017年12月7日に作成

●追い切り情報(12月7日更新)

前走前 11月8日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 54.4
3F 39.6
2F 25.5
1F 12.7



11月29日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 54.9
3F 39.7
2F 25.2
1F 12.5


12月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.0
3F 43.9
2F 29.2
1F 14.1


12月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.7
3F 39.0
2F 25.5
1F 12.6
 11月29日、11月11日の前走後在厩で調整されていながらなかなか追い切り時計が計時されませんでしたが、さすがに3走目ですし、前走2着の反動もあるでしょうから少しゆったりと調整期間を経た感じです。
 前走後1本目の追い切り時計となりますが、全体の時計は4F55秒を切る時計で上がりは12秒5と最後までしっかりと伸びていて好感触です。使いながらようやく力が出せる体になってきた印象です。今回はハミを替えての出走となるでしょうが、更に上手に走り次走で勝ち上がりを決めて欲しいですね。
 以下は同日(11月29日)更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告です。
「先週末から少しずつペースを上げるなどこの中間も順調に調整が続けられており、今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。開場後すぐで馬場状態のいい時間帯の追い切りではありましたが、終いにかけて力強くていい動きを見せていましたし、特に疲れも感じさせず馬は元気いっぱいです。調教でもリングハミを使用していますが、今のところは問題なく動けていますから、あとは競馬に行ってもまっすぐ走れるようあと1週しっかりと態勢を整えていきたいと思います」(牧田師)12月9日の阪神競馬(2歳未勝利・牝馬限定・ダ1200m)もしくは同日の阪神競馬(2歳未勝利・ダ1400m)に川田騎手で出走を予定しています。
 ということで牧田和弥先生としても良い動きだったということです。鞍上は先週までは未発表でしたが、やはり前走同様川田将雅騎手を確保してくださっていたようです。その為にこの週の出走だったんでしょうね。どちらのレースでも川田将雅騎手確保ということでなんとも贅沢なことですね。

 12月3日、日曜日も順調に時計を計時しました。15−15強くらいの時計ですね。後は水曜日にしっかりと追い切ってレースですね。今の所応援に行ける予定ですし先月のベルディーヴァに続いての口取り参加を期待したいですね。

 12月6日、先月出した自己ベストとほぼ同じ時計を計時しました。しかし、11月は一杯に追ってのもの。今回は馬なりです。前走前よりも更に良い状態と推測します。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。使い詰めですがしっかりと時計が出せており動きも良好で力の出せる状態です。当然勝ち負けを意識しています。
 競馬ブックでは”フットワーク軽快”、デイリー馬三郎では”好気配B”と高い評価を頂戴しております。
 以下は12月7日に更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告です。
「水曜日は坂路で追い切りを行いました。使ってきて馬体はもうできていますし、単走で馬なり程度ですが、時計、動きともに上々で状態に関しては文句ないですよ。引き続きリングハミを使用していますが、坂路で乗っている分にはハミ受けで気になるところはありませんし、これで実戦でもスムーズに走れればチャンスでしょう。番組については牝馬限定の1200mも検討しましたが、あまり急かすような競馬をさせるのもどうかと思いますし、これまでどおり1400mに向かうことにしました」(牧田師)9日の阪神競馬(2歳未勝利・ダ1400m)に川田騎手で出走いたします。
 ということで牧田和弥先生も状態に関して文句なしと太鼓判を押してくれています。私も良い状態と思いますし専門誌の評価も高く期待は高まるばかりです。今回からリングハミに変わりますが、追い切りでは問題ないようですし圧勝して欲しいですね。

●気になる出馬想定表(12月9日 阪神1R)

出馬想定表 12月9日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1200m 牝馬限定 フルゲート16頭 想定数11頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エナジーピエトラ 幸英明 11/26 未勝利 京都ダ1200
エンジェルウィング 川田将雅 11/11 未勝利 京都ダ1400 A−
キフジン 森裕太朗 10/15 未勝利 新潟芝1000 14 13
クリノウィルディス  8/26 未勝利 小倉芝1200 10 10
スリーゴーディー 三津谷隼人 10/15 新馬 京都ダ1200 15 12
ダイメイギンガ 秋山真一郎  9/24 未勝利 阪神芝1400 13 10
タマモカトルズ 太宰啓介 10/15 新馬 京都ダ1200
ダンツチョイス クリストフ・ルメール 11/19 新馬 京都ダ1200
ハウリング 福永祐一 11/19 新馬 京都ダ1200
メイショウヴァルス 富田暁  9/09 新馬 阪神芝1600 10 11
リンクスナナ 11/12 未勝利 京都ダ1200

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在11頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 12月9日 阪神2R 2歳未勝利 ダート1400m 牝馬限定 出走数11頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エンジェルウィング 川田将雅 11/11 未勝利 京都ダ1400 A−
  ガブリヨリ  森裕太朗 11/19 未勝利 京都ダ1800 13 12 11
クリノウィルディス 三津谷隼人  8/26 未勝利 小倉芝1200 10 10
コパノメンデス 富田暁 12/03 未勝利 中京芝2000 12 13 10
ジツリキナカヤマ 酒井学 11/18 新馬 京都芝1800 11 11
スズカワークシップ 福永祐一  8/20 未勝利 札幌芝1500
タイセイビスタ クリストフ・ルメール  9/23 未勝利 阪神ダ1800 10
タンロン 四位洋文 11/26 未勝利 京都ダ1200 13
テイエムナナイロ 小牧太 11/25 新馬 京都芝1600 13 17
テーオージーニアス 荻野琢真 11/19 新馬 京都ダ1200 12
メイショウバイタル 幸英明 11/19 未勝利 京都ダ1400
  ラインアスター 加藤祥太 11/26 未勝利 京都芝1600 14 17 12
リンクスナナ 太宰啓介 11/12 未勝利 京都ダ1200

表中の「元」は元々このレースに想定されていた馬 騎手の太字は乗り替わり

想定と違うレースで確定しました。前走2着の牡馬が2頭いて強敵です。

●阪神ダート1400mコース解説

 フルゲート16頭。スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は、外枠が有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。

有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト シニスターミニスター、キングカメハメハ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 浜中俊、福永祐一、川田将雅、岩田康誠、武豊、和田竜二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●騎手は川田将雅騎手 ほっさん評価「S」

 今回もエンジェルウィングの鞍上は私が最も愛馬に乗って欲しい騎手の一人・川田将雅騎手です。エンジェルウィングには3回連続騎乗していただけることになります。前走はついにエンジェルウィングを2着まで持って来てくださりました。勝ち馬は外から上手く漁夫の利を得た感じでしたし、有力馬2頭を最後に差し替えしたエンジェルウィングの強さは本物です。それでいてまだ外へ外へと行こうとしていましたし、鞍上の進言でハミを替える今回は必勝だと信じています。

 今回は同日の阪神1Rと2Rの両睨みですがいずれも川田将雅騎手が乗ってくれるようで、なんとも贅沢ですね。有り難いことです。


 川田将雅騎手と言えば、今や浜中俊騎手と並び、日本の若手のツートップ。技術、センス、追いの強さなど、どれをとっても超一流で、馬の能力以上のものを引き出してくれる安心感抜群の騎手です。私の騎手ランキングでも最高ランクの「S」評価です。実績、勝率等申し分ない超一流の騎手です。

 我が愛馬には過去14度騎乗していただいておりますが、1度6着があっただけでそれ以外は全て掲示板を確保してくれています。2014年9月には500万クラスでも低迷をしていたグランデアモーレを抜群の騎乗で1000万クラスを突破させていただきました。その後準オープンでは戸崎圭太騎手が乗ってかかってしまい制御出来ず大敗など一流の騎手でも上手く制御できないような馬を意図も簡単に抑え込んで操る技術は特筆モノです。また2014年2月のマデイラでは、こちらも500万クラスでもさっぱり勝ち負けに絡めずに低迷していたマデイラを抜群の判断でハナに持って行き、追いの強さで持たせて残し勝ち上げてくれました。彼でなければ勝っていなかったと思います。

 私も過去GTでの騎乗ぶりに苦言を呈したこともありましたが、それは過去の話。今は安定感も抜群で本当に乗れる騎手に成長。もちろん期待は大きいです。


 2017年12月7日現在、中央通算1124勝、勝率12.8パーセント、連対率23.5パーセント、GTは9勝。2016年のダービー(マカヒキ)など。重賞は58勝。これは同期の中でも群を抜いて素晴らしい成績です。

 昨年(2016年)は中央135勝、勝率18.9パーセント、連対率31.5パーセントとトップジョッキーの数字。本年(2017年)はここまで80勝、勝率14.7パーセント、連対率30.6パーセントと絶好調だった昨年よりは少し勝ち数や勝率が落ちるものの素晴らしい成績。


 川田 将雅(かわだ ゆうが)は1985年10月15日佐賀県生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する14年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は安田隆行厩舎所属。現在はフリー。

 曾祖父(川田若弥)が佐賀競馬場所属の騎手で、祖父(川田利美)・父(孝好は地方競馬全国協会(NAR)佐賀競馬場の現役)・伯父(宮浦正行は大井競馬場の現役)が調教師という競馬一族に生まれ、自然と騎手を目指すこととなった。同じくJRA所属の鮫島良太騎手とは、幼稚園時代から先輩後輩の関係。

 妻は元タレントのおおつか麗衣。

 2004年、栗東・安田隆行厩舎所属の騎手としてデビュー。同期は高野和馬、丹内祐次、津村明秀、水出大介、吉田隼人、上野翔、藤岡佑介らがいる。3月7日中京競馬第2競走のシュアリーゴールドでデビューし、15頭立ての5着に入る。初勝利は3月20日、阪神競馬第8競走のホーマンルーキー。1年目は16勝で終わるが人気薄の3着が多く、その頃からも穴騎手として注目されていた。とりわけ500万円以下クラスの3着率が高く、1年目の3着17回のうち12回は500万円以下クラスでのものであった。

 2005年は成績を大きく伸ばし、39勝を挙げた。しかし特別競走での勝利は前年のゲヴァルトの甲東特別とエイシンヘーベの大濠特別の2勝のみで、依然として穴騎手という印象が強かった。

 2005年2月26日の丹波特別でゲヴァルトがゲートで暴れて第2頚椎骨折を発症し斃死した。その時、将雅は真っ先にゲヴァルトの元に向かい、その後関係者から渡されたゲヴァルトのゼッケンを持ち帰り、泣き崩れていたという話がある。将雅にとっては初の特別勝ちをもたらしてくれた馬である。

 2006年からはフリーの騎手として活動している。小倉大賞典をメジロマイヤーとのコンビで逃げ切り(騎乗したメジロマイヤーの馬主である「メジロ牧場」の勝負服(白・緑一本輪・袖緑縦縞)を着用すべきところを、誤って「メジロ商事」の勝負服(白・緑一本輪・緑袖)を着用しレースに騎乗するアクシデントがあった(勝負服を用意するのは調教師である田島良保の義務となる))、重賞初制覇を達成する。さらに中京記念ではマチカネオーラとのコンビで豪快に捲り、重賞2勝目をあげた。そして、東京優駿(日本ダービー)で初めてのGT級競走騎乗を果たす(スーパーホーネットで15着)とその直後の目黒記念をポップロックで勝利した。
 8月に通算100勝を達成。しかし、9月30日の中京競馬第4競走で落馬し、右橈骨骨幹部骨折・右尺骨頭脱臼という大怪我を負った。2007年1月6日の京都競馬で復帰するまで長期休養を余儀なくされた。

 2006年には関西騎手リーディング11位、2007年には同8位、2008年も同8位に入るなど、若手としてトップクラスの活躍を見せている。また接戦に強く、2006年に写真判定になった際の勝率は10回以上機会があった騎手の中で第1位だった。

 2007年4月1日、阪神競馬第1レースの3歳未勝利戦にて白毛馬のホワイトベッセルに騎乗して勝利。JRA史上初の白毛馬での勝利騎手として歴史に名を残すこととなった。この時は余程嬉しかったのか、第1レースの未勝利戦であるにもかかわらずガッツポーズを見せた。レース後のコメントでも「重賞レースと同じくらい興奮した」と語っている。

 2008年4月20日、第68回皐月賞をキャプテントゥーレで制覇し、GT級競走及びクラシック競走初勝利を飾った。同期の中では最初のGT級競走制覇であった。この年は重賞を6勝している。

 2009年10月に通算300勝を達成。11月3日、公営名古屋競馬場で開催された第9回JBCスプリントをスーニで制覇し、交流重賞競走初勝利を挙げた。

 2011年10月3日、第44回スプリンターズステークスにおいて、ダッシャーゴーゴーに騎乗。第2着に入線も、4着に入線したサンカルロの進路を妨害して第4着に降着。2010年10月9日から10月17日まで4日間騎乗停止処分の制裁を受ける。11月20日6回京都6日第8競走にてエイシンナナツボシで勝利し、自身初の年間100勝を達成。この年は109勝だった。

 2013年10月12日4回京都3日第7競走(3歳500万下)をマラネロで制し、本年最速自身2度目の年間100勝を達成。最終的に120勝を挙げ、JRA最多勝利は逃したもののJRA最高勝率を獲得。この年は年間100勝達成者が7名おり、その中でGT未勝利は川田と北村宏司(年間101勝)のみである。また、川田は阪神ジュベナイルフィリーズでハープスター(2着)、朝日杯フューチュリティステークスでアトム(5着)と2週連続でGT競走1番人気を背負ったが勝利する事は出来なかった。しかし、宝塚記念では5番人気ダノンバラードをジェンティルドンナ、フェノーメノ、後にGT馬となるトーセンラーを抑え、ゴールドシップの2着に入線している。 さらにこの年は自身初のJRAフェアプレー賞を獲得している。

 2016年5月29日、第83回日本ダービー(東京優駿)でマカヒキに騎乗し優勝。ダービー初制覇と共に史上8人目の3歳牡牝クラシック競走完全制覇を成し遂げる。9月11日、阪神6Rをラヴアンドドラゴンで制し、JRA通算1000勝を達成した。デビューから12年6カ月5日、30歳10カ月28日で節目の大台へ到達した。武豊(デビューから8年4カ月23日、26歳4カ月9日)に次ぐ史上2番目のスピード記録となった。


 「パワーとバランスは素晴らしいの一言。しっかりと馬を抑え込み、追いに入ると姿勢を崩すことなくガッツリと伸ばしてくる。立ち回りも自在だ。外から交わされて完全に負けという態勢になりながら、しごいて差し返すことがある。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (13戦4勝)

 2010年 8月 1日 ステップシチー  小倉記念 GV        小倉芝2000m 5着/13番人気
 2011年 7月24日 フランベルジェ  2歳未勝利           京都ダ1200m 1着1番人気 

 2012年11月 4日 フロアクラフト   2歳新馬            京都芝1800m 2着2番人気
 2012年11月 8日 マデイラ      JRA指定交流 沙流川特別 門別ダ1200m 4着2番人気
 2013年 1月12日 フロアクラフト   3歳未勝利           京都芝1800m 1着/3番人気
 2014年 2月22日 マデイラ      稲荷特別 1000万下    京都芝2000m 1着2番人気
 2014年 9月20日 グランデアモーレ 瀬戸内海特別 1000万下 阪神芝1400m 1着/4番人気
 2016年 1月30日 グリューヴァイン 500万下            京都ダ1200m  6着/
1番人気
 2016年 4月 9日 グリューヴァイン 500万下            阪神ダ1200m  2着/3番人気
 2016年 8月21日 マルムーティエ  2歳新馬            小倉芝1200m  
3着1番人気
 2016年 9月11日 マルムーティエ  2歳未勝利           阪神芝1400m  3着1番人気
 2016年10月 8日 マルムーティエ  2歳未勝利           京都芝1600m  4着2番人気
 2017年10月21日 エンジェルウィング 2歳未勝利          京都ダ1400m  5着/3番人気
 2017年11月11日 エンジェルウィング 2歳未勝利          京都ダ1400m  2着/8番人気


2013年1月12日 京都5R 3歳未勝利で愛馬フロアクラフトに騎乗する川田将雅騎手(1着/3番人気)

これ以降は2017年12月9日に作成(一部11日に加筆)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「タイセイビスタはダートに替わって安定。レースぶりから距離は1400メートルでも問題なさそうだし、久々でも走れる仕上がり。メイショウバイタルは前走時計は平凡だがまだ上積みあり。エンジェルウィングも有力。


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
スズカワークシップ △△
メイショウバイタル
テイエムナナイロ △△
エンジェルウィング
クリノウィルディス
リンクスナナ △△
テーオージーニアス △△
タイセイビスタ
ガブリヨリ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
メイショウバイタル 2.8
タイセイビスタ 3.1
エンジェルウィング 4.2
スズカワークシップ 7.1
リンクスナナ 13.1
テイエムナナイロ 15.4
テーオージーニアス 17.8
タンロン 31.8
ラインアスター 38.6
以下39倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エンジェルウィング 67 54 54 67
メイショウバイタル 53 46 53
タイセイビスタ 62 54 60 62
スズカワークシップ 64 64 61 57
リンクスナナ 68 68 51 44
テイエムナナイロ 45 45


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎メイショウバイタルは大型馬らしくゆったりとした上昇曲線を描いている。ストライドの大きいダイナミックな走りから本質的には力のいる砂質が向くが、この顔触れなら舞台は不問。順当に決めてくれそうだ。好仕上がりの○が次位評価。〈吉田〉」

◎ メイショウバイタル
○ タイセイビスタ
▲ エンジェルウィング
× スズカワークシップ
☆ リンクスナナ
△ クリノウィルディス
△ テーオージーニアス

以下省略


エンジェルウィングは全13記者中 〇(対抗) 4記者、▲(3番手評価) 7記者、×(4番手評価) 2記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エンジェルウィング(2着)

 「スタートしてからゴールまで外へ逃げながら走っていました。そういう面さえ改善すれば。」(川田将雅騎手・競馬ブック)

 「今日はスタートからゴールまでずっと外に逃げていてなかなかスムーズに走らせられなかったのですが、それでいて2着に粘るのですからやはり力はあります。期待どおり良くなってくれているという印象です。前走はまだ走り切れていなかった分外に逃げることも気にならなかったのですが、動けるようになってきていることでそういう癖が強く出てきたのでしょう。次はハミを替えてもらえるように話もさせてもらいました。あとは馬場が乾いていればすぐにチャンスは来ると思います」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「まだ絞れる体つき。押して押してハナへ。行き切ってからはマイペース。勝ち馬には抵抗できなかったが、直線半ばで一旦出られたピッパ、マニクールを差し返して2着を確保。リズム良く走れたことでメドが立った。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

エンジェルウィング

 「2走前は砂をかぶったが、すんなりと行ければ前走ぐらいしぶとい脚を使う。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「積極策でいい競馬。順調でまだ上積みが見込めますし、引き続き楽しみです。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 エンジェルウィングは前走2着。2着でしたが外へ外へと逃げながら走っており、ロスがあっての2着です。今回鞍上・川田将雅騎手の進言でハミを替えて臨みます。

 これが上手く行くかはやってみないとわかりませんが、事前の追い切りでは自己ベストと同じ時計を馬なりで走っていますし、悪い方には出ないような気がします。また、進言した川田将雅騎手がきちんと自ら乗ってくれるのも心強いですね。


 1400mの牝馬限定戦がない為に牡馬との一戦となり確実に相手は強くなりますが、前走の牝馬限定戦でも相手は軽くなかったですし走破時計も悪くはありませんでした。ですから十分通用すると思います。

 ・・・とはいえ前走2着馬の牡馬2頭は強いですがね。勝って欲しいなぁ〜。

●当日は口取りの権利を取って現地応援予定です

 当日は休日を取りましたので口取りの権利を取って現地応援に行きます。口取りは16分の10の当選確率でしたが当選いたしました。

これ以降は2017年12月9日以降に作成予定

●パドック



エンジェルウィングの馬体重は前走プラス2キロの518キロ。競馬ブックではここ2戦余裕のある体つきと言うことでしたが、それを上回ってしまいました。



ただ、こうやって見ると太目感はないですね。ないですが、これ以上馬体重が大きくなると脚元への負担が心配です。



反対から見ても太目感はありません。むしろすっきりしているように見えます。



とまーれーの声がかかりました。



牧田和弥先生登場。この日は牧田厩舎は3頭すべて阪神での出走です。



馬と会話をする牧田先生。



今日はお利口さんでしたので撫で撫でして貰えました。これで馬も俄然やる気が出たとのことです。



再び馬と陣営との作戦会議。



川田将雅騎手は1Rと両睨みで体を空けてくれていましたから、エンジェルウィングが2Rに出走したということは1Rでは騎乗しておらず、こうしてパドックまで来られました。



小牧太騎手とエンジェルウィングの引き手さんが談笑しているように見えますが、全く写真に加工はしておりません。



馬よりも気合いの乗りまくる川田将雅騎手。この日はメインにサトノアーサーと言う断然1番人気馬が控えます。



瞑想モードに入ってしまった川田将雅師範代。

●本馬場入場


ヨコヨコの蟹歩きで進んで行くエンジェルウィング。過去この歩き方をしていた馬で大活躍した馬はいないんだよなぁ〜。



返し馬。



頭(ズ)が高〜い。控えおろぅ。



このようにずっと頭が高いんですよね。これでいて結果的に勝つのですから、このクラスでは素質だけで勝った感じです。まだまだこれからの馬だと思います。



見切れ><

ここから先は口取りの権利を持っていた為に荷物を預けましたのでレース後の写真しかありません。

●レース 

 13番のガブリヨリがなかなかゲートに入らない為にすでにゲートの中に入っているエンジェルウィングのスタートが気になりましたが、ゲートが開くとまずまずのスタートから押して押して前のポジションを取りに行きます。阪神のダート1400mは芝スタートでしたが、そこでもしっかりと前に行くことが出来ました。

 結局逃げたリンクスナナから3、4馬身ほど離れた単独の2着。絶好のポジションだと思いました。ハナは無理そうでしたし、かといってあまり詰めると以前のように砂を被って嫌がり走る気をなくしてしまうかもしれません。これだけ前を空けていればキックバックの心配もないですし、前走同様楽に追走出来ていました。

 速いペースで前が引っ張っていましたから前は早々に失速すると高を括ってみていたのですが、4コーナーでは逆に少し離され、逃げ残りが濃厚となってきました。

 2番手のエンジェルウィングのすぐ後ろには断然1番人気のクリストフ・ルメール騎手騎乗のタイセイビスタがピッタリとマーク。直線に入りエンジェルウィングを交わそうと上がって来ます。最初は手応えも脚色も劣勢で交わされるかと思いましたが、前走有力馬2頭を最後に差し替えしたように抜群の勝負根性で抜かさせず、逃げ込みを図るリンクスナナの脚色が鈍ったところを捉えてゴール!!見事に優勝してくれました!!



時計は遅いものの2着以下は完封。上位は全て人気馬で強い勝ち方だったと思います。



購入した全馬券。普段は単複以外は買わないんですが、今回は自分の中で自信があったのでエンジェルウィングを軸にして馬単も買いました。結果的に断トツの1番人気だった12番の馬が3着。5番人気だった9番が2着に残り4230円もついてくれました。



一応アップ(笑)。



ゼッケンを地べたに置くのもなんですのでどうしようかと迷っていたら、快く持っていてくださいました。ありがとうございます。

●ほっさん軍団本年3勝目!!

 本年は3勝を目標にしていた我が軍団。正直それは高い目標の数字でした。年初500万で燻っていたベルディーヴァは良くて後1勝程度の走り。1000万クラスに昇格したグリューヴァインは完全にクラスの壁で頭打ち。残るは2歳勢の3頭という布陣でした。

 そんな中、本年9月にベルディーヴァが芝へ路線変更すると500万クラスを突破。続く1000万も僅か2戦で卒業とダートの時とは別馬のような走りで2勝。軍団年間目標の3勝にリーチがかかっていました。

 ベルディーヴァは年内にもう1走できそうですが、さすがに準オープンとなると通用するのかはわかりません。逆に2歳馬2頭はデビューから2着3着と後一歩のところまで来てくれていました。しかし前走3着だったトゥンバトーラは骨折が判明。前年もマルムーティエが新馬戦、未勝利戦と3着まで来てくれているものの勝ち上がれず、一昨年もレンベルガーもグルーヴィタイムも2着まで来るも勝ち上がれずと善戦はしていても僅かに届かずの状態が続いていましたから、今世代も善戦してくれてはいるものの私の中でも非常に慎重でした。


 今回エンジェルウィングが勝ち上がってくれたことで、軍団としては年初目標の3勝を達成!!そして3世代ぶりに勝ち上がり馬を輩出できました。これは本当に嬉しいですね。来年はエンジェルウィングが最低でも1つは勝ってくれると確信しています。

●時計の評価

 今回のエンジェルウィングの走破時計は1分26秒9良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分25秒8ですから随分と遅い時計と言えます。

 同日の7Rの古馬500万クラスの勝ち時計が同じコースで1分25秒5。もちろん良馬場でしたし特に時計のかかる馬場だったというわけでもなさそうです。しかし、勝ちに時計はさほど関係ないですよね。相手を千切ってねじ伏せる必要はないわけですから。

 正直もっと圧勝してくれるかと思いましたが、使い詰めで硬さが出ているとのこと。ここを勝っても勝たなくても放牧に出さなければならないくらいの状態だったとのことで今後の休養明けはもっとやってくれそうです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エンジェルウィング(1着)

 「2番手を取ってスムーズなレースができました。2着馬が思っていたより渋太かったので交わすのに苦労したけど、何とか掴まえてくれましたね。」(川田将雅騎手・競馬ブック)

 「2番手でスムーズに競馬ができました。2着馬がなかなか止まらなかったので苦労しましたが、無事に勝ち上がれて良かったです」(川田将雅騎手・デイリー馬三郎)」

 「ありがとうございました。2着馬に楽な感じで逃げられて、4コーナーでちょっと離されかけたのは想定外だったのですが、1番人気のクリストフがつついてくれるような形になって最後までしっかり伸びてくれました。前走はササる癖が気になりましたが、ハミを替えてもらったことと、馬自身の成長で今日は気になりませんでした。多少硬さは出ているようですが、改めていい馬だと思いましたし、まだまだ上を目指せる器。今後が楽しみです」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「休み明け3戦目で、多少硬さは出てくる頃でしたから、なんとかここは勝ちたいと思っていました。逃げた馬が楽だったので心配しましたが、追ってからの脚はしっかりしていましたし、力のあるところを見せてくれてホッとしました。ここまでコンスタントに使ってきていますので、このあとはいったん放牧に出す予定です」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

エンジェルウィング(1着)

 「軽く促してリンクスナナからはつかず離れずの2番手。4角手前で動き出し、直線ではなかなか手前を替えなかったものの、ひと追い毎に詰めてキッチリ差し切った。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が500万円。内国産馬奨励賞が110万円。内国産牝馬奨励賞が70万円。特別出走手当が42万円。合計722万円。1口で割りますと11500円程度になると思われます。

●今後の展望

 レース後のレクチャーにて馬が硬くなっていること、ダートはしばらくは大きなレースがないことなどからしばらくは放牧に出す予定であることが報告されました。

 川田将雅騎手曰く今後は500万ではなく1000万クラスでも準オープンでもと上を目指せる素質のある馬だそうです。当日の現地担当の永盛亜希子嬢曰く、川田騎手がそんなことを言うことは滅多にないと言うことで大いに期待出来ます。

●最後に

 愛馬エンジェルウィングは見事に優勝してくれて我が軍団としては3世代ぶりの勝ち上がりとなりました(滝涙)。

 まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の初優勝おめでとうございます。

 そして早速たくさんのお祝いコメントをいただきましてありがとうございます。


 ここまで2世代勝ち上がりが出なかった我が軍団。一応多少の名誉の為に書きますが2世代前は出資2頭(1口5万、3万)でどちらも未勝利戦2着まで来たものの引退。

 1世代前は出資3頭中2頭がデビューできずに引退。残る1頭のマルムーティエは新馬戦から連続3着も未勝利引退という結果でした。

 未出走引退は予期せぬ出来事でそれも含めて見る目がないと言われてしまえばそれまでですが、デビューした馬はいずれも未勝利戦では上位に来てくれていました。悪いながらもそれなりのところに出資出来ていたと自負しております。


 今世代も出資3頭中デビューした安価な2頭は2着と3着まで来てくれていました。まだ2歳戦ですから勝ち上がりは時間の問題と言いたいところですが昨年のマルムーティエのように成長力がなければ3歳になり成長してきた馬には歯が立ちません。やはり確実に1つ勝っておきたいものです。

 そんな中、前走ほぼ2着の価値の3着だったトゥンバドーラに骨折が判明。高額馬アランブレラは駄馬臭がプンプン漂っていますし頼みはこのここまでの近況コメントからも一番強そうに感じていたエンジェルウィングでした。

 前走は2着馬4頭と強豪揃いの中で2着。ただ今回はその時の牝馬限定戦と違って牡馬との一般戦です。しかも牡馬の前走2着馬が2頭います。

 エンジェルウィングも遜色ないと思っていましたが、牡馬とやりあって勝ちきれる確証もありませんでした。

 こういう強いメンバーの中を勝ち切ってもっと高みを目指して欲しいと願っていましたが、まさかその通りになるとは!!

 レースは断然1番人気のルメール騎手の馬にピッタリとマークされ直線に入った時は後ろの1番人気馬の勢いが良く、交わされたかと思いました。

 しかし、ここからがエンジェルウィングは渋太いんですよね。前走も人気馬2頭を最後の最後で差し返したように抜群の勝負根性で後ろには抜かせず、逆に抜け出していた先頭の馬を最後にきっちりと抜き去り見事優勝してくれました!!

 2歳戦での勝ち上がりは嬉しいですね。安心ですし、賞金も高いですし・・・(笑)。


 レース後の川田将雅騎手によると500万と言わずもっと上を目指せる馬との事。この日の案内役の永盛亜希子嬢曰く、川田騎手は滅多にそんなコメントはしないそうで期待は膨らむばかりです。

 また、初戦に乗っていただいた福永祐一騎手もゆくゆくは走ってくるとその後も気に掛けてくれていたようです。

 使い詰めで硬さが出てきていたということでここで勝てなくてもしばらく放牧に出さないといけないような状態だったそうで勝って放牧に出せるのは本当に有り難いとのこと。

 私も現地でそのようなことをお聞きして本当に安心しましたし期待が膨らみました。このような場所に立ち会えて良かったです。

 ここからはダートではしばらく大きいレースもないですしということで中期の放牧になると思われますが、来年の春以降更に成長した姿を見るのが楽しみです。何よりもこの馬の勝負根性は素晴らしいですからねぇ。

 頑張れエンジェルウィング!!次走も大いに期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年11月17日立ち上げ 23日、29日、12月3日、7日、9日、11日加筆
エンジェルウィングの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年11月11日 第3戦 2歳未勝利 京都ダ1400m 牝馬限定 (2着/8番人気)

2017年10月21日 第2戦 2歳未勝利 京都ダ1400m 牝馬限定 (5着/3番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2017年 9月24日 デビュー戦 2歳新馬 阪神ダ1400m (6着/4番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

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